Category: Diary

  • 2025年振り返り

    2025年振り返り

    2025年も残すところあと数時間となりました。今年は14年ぶりに訪れたアジアの地で、この一年を静かに振り返っています。

    前回訪れた際は学生参加のイベントだったため時間がなく、ある一都市で過ごすのみでした。しかし今回は、南から北へと移動を重ね、なるべく多面的にこの国の姿を捉えようとしています。同じ国であっても、これほどまでに印象が変わるものかと、その奥行きの深さに驚かされます。

    そうして目の当たりにした多様な景色と、自分自身やARAVという会社が歩んできた道のりを重ね合わせ、不可逆な時の中で確かな変化と成長を実感する大晦日です。

     

    バックキャスト思考の実践と選択と集中

    昨年の年末年始に掲げたバックキャスト型の経営マインドセット。未来の理想像から逆算して現在の手を打つこの思考法が、この一年でようやく板についてきた感覚があります。

    おかげさまで、第6期は増収増益での着地見込みとなりました。足元の数字に追われるだけでなく、少し先の未来を見据えて投資する体力がついてきたことは、会社としての大きな前進です。

    掲げた目標については、約3分の2を達成することができました。一方で、意図的に一旦お休みとした目標もあります。それが宇宙分野です。

    昨今の米国の急激なロードマップ変更に伴い、月面開発から衛星軌道上へとピボットせざるを得ないロボット系スタートアップの苦境を目の当たりにしました。

    私もリサーチを進めましたが、夢だけで会社は進められません。長期的なビジョンとしての宇宙は引き続きウォッチしつつも、今は足元の地上での自動化や無人化で圧倒的な実利を生むフェーズであると判断しました。

     

    Founder Mode:現場への回帰と権限移譲のバランス

    シリコンバレー界隈で話題になったFounder Mode、いわゆる創業者モードという言葉。仕組みを作って任せるManager Modeも組織拡大には不可欠ですが、時には創業者が現場の最前線に立ち、泥臭く課題を解決しなければならない局面がある。今年はまさにその両輪を回した一年でした。

    ソリューション開発の現場で炎上しかけたプロジェクトに対し、私自身が臨時ヘルプ要員として入り、要件定義から整理し直す場面がありました。また、プロダクト開発においても担当メンバーの離脱というピンチがありましたが、これもリリースまでやり切り、夏の専任営業担当の採用までバトンを繋ぎました。

    任せることと、背中を見せること。このバランスの中で、組織としての粘り強さが養われたと感じています。

     

    組織の進化:柏への移転と三現主義の徹底

    今年の下期、急速に変化する市場環境に対応するため、技術部隊の半数を千葉県柏市へ移転するという大きな決断を下しました。

    メンバーにとっては通勤環境が変わるなど負担も少なくありませんでしたが、OEMやODMパートナーにも柏に来ていただき、建設機械という商品のすぐ傍で働く環境、すなわち三現主義へと舵を切りました。

    結果として、これが大正解でした。建機を肌で感じながら開発することで、より良いソリューションが生まれる素地が整いました。

    組織としては自動化チームと遠隔化チームに分けることで、重複部分はありつつもBCP的な役割分担が可能になり、アメーバ経営に近い自律的な動きが出てきています。市場成長に伴う要求仕様の高度化に苦しむ場面もありましたが、結束力の高い、素晴らしいチームに育ってくれました。

     

    事業の二本柱:ソリューションとプロダクト

    今年のARAVは、屋台骨であるソリューション型と、飛躍のためのプロダクト型、この2つの事業領域が明確に輪郭を帯びた一年でした。

     

    1. ソリューション型(堅実な屋台骨)

    特注の後付け装置を受注生産するレトロフィット事業です。2024年に新規での少額取引を原則廃止し、単価上昇を図った意思決定が功を奏し、利益率が向上しました。

    ここには業界構築の再現性という確かな勝ち筋が見えています。まずはニッチな建機の遠隔操作から入り、実績を作る。すると顧客から信頼を得て、自然と自動化の相談へと発展する。このプロセスでロックインが進み、継続的な発注フェーズへと移行しています。ここで得られた膨大なノウハウは蒸留され、次のプロダクト事業へと昇華されています。

     

    2. プロダクト型(指数関数的な成長へ)

    今年最大のトピックは、自動かつ無人の油圧ショベルRX、通称ヨイショ投入くんのリリースです。これまで大手ゼネコン主導で進められてきた自動化技術を、中小や地域建設会社でも使える形にパッケージ化し、民主化への道を開きました。

    業界の流れとしても、遠隔施工による省力化に加え、部分自動化による省人化へのニーズが急速に高まっています。i-Construction 2.0の流れを汲み、全てを自動化するのではなく、ホッパー投入などの特定工程を自動化することで確実に人を減らす。先進的なパイロットユーザー企業様と共に、この使える自動化の実例を作れたことは大きな成果です。

    また、トップラインだけでなく、現場での利用率をKPIに置いたことも奏功しました。自社レンタルや広域レンタルとの提携を通じてフィードバックを集めきり、ハードウェアの要件を固められたことで、次世代プラットフォームの製造に着手できています。

     

    ビジネスの逆説:絞り込みが生むスケーラビリティ

    この一年で強く感じたのは、ターゲットを絞り込み、エッジを立てるほど、逆にスケーラビリティが描けるという逆説です。

    何でもやりますという柔軟性はスタートアップの武器ですが、リソースの限られた小資本だからこそ、バックキャストで描いた未来への最短パスを通るためにやらないことを決める必要があります。あえて型番や機能を固定したヨイショ投入くんの展開から、この重要性を改めて学びました。

     

    マーケティングとグローバル展開

    マーケティング面では、創業初期のX中心の戦略から、お休み期間を経て、YouTube中心へとシフトしました。建設機械の迫力や自動化の挙動は動画との相性が抜群で、建機メーカーの公式チャンネルを超える再生回数を叩き出す動画も生まれています。あえてユーザーからの率直なフィードバックも隠さずに公開することで、信頼獲得に繋がっていると感じます。

    グローバル展開については、ソリューション型のようなあうんの呼吸が必要なモデルではなく、言語不要で価値が伝わるプロダクト型で攻める戦略です。今年は西側諸国とのサプライチェーン構築で試験的な取引を開始できました。来年は、私がかつて住んでいた東側エリアの顧客サイトで、実際に試験運転を開始することを目標としています。

     

    2026年に向けて

    来年はソリューション事業の組織的な自律化をより盤石なものとし、その基盤の上でプロダクト事業を以下の3点を軸に加速させていきます。

    • 顧客自身による設定の簡便化:現在私が現場で行っているウェイポイントやパラメータ設定を、顧客自身で完結できるUI/UXへ昇華させ、スケーラビリティの課題を解消します。
    • 製造およびサポート体制の革新:従来のパートナーに加え、新たなパートナーと共に次期プラットフォームの製造に着手します。あわせて、故障時の修理に時間がかかる現状を打破するため、センドバック体制の構築準備を進めます。
    • ヨイショ投入くんの大幅アップデート:ホッパー投入に加え、ダンプトラックへの積み込み機能をリリースします。また、期待値調整が完了したタイミングを見計らい、リブランディングも実行します。

    そして最後に。まだお見せできませんが、創業期から構想を温めてきた、さらに未来を先取りした新しいコンセプト建機の建造に着手することができました。途中の組み立て工程にも立ち会いましたが、ARAVらしさを確かに表現できていると感じます。実際に動く実機として、来年にお披露目できる予定です。これがARAVの新たなアイコンになると確信しています。

    夢と現実、長期と短期、ソリューションとプロダクト。これらのバランスを取りながら、2026年もロボティクスのフロンティアを切り拓いていきます。

    本年も多大なるご支援をいただき、ありがとうございました。

    2026年もよろしくお願いします🙂

  • 2024年振り返り

    2024年振り返り

    あけましておめでとうございます。昨年も大きな怪我や病気もなく、無事に新しい年を迎えられたことに、まずは感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。不透明な世界情勢やインフレの影響など、先行きの見えにくい状況が続く中で、支えてくださった方々のおかげで踏ん張ることができました。

    年末年始の休暇を利用して、今、アジアの4つの国を回っています。うち1つは13年ぶりの訪問。感慨深いものがあります。短い滞在ながら街の様子を見て回ると、道路やインフラの整備状況が国ごとに大きく異なるのが印象的です。急速に高速道路を延ばしている国もあれば、まだまだ整備が遅れている地域もあって、改めて「インフラが社会に与える影響は大きいな」と実感する日々です。

    スタートアップ業界では米国での上場廃止や国内でも資金調達の二極化など厳しいニュースも散見されましたが、おかげさまで ARAV は設立5年目を迎え、融資を中心に安定した資金を確保し、増収達成見込みです。これまでのフォーキャスト型経営、つまり「実績指標から近い将来を予測して進める」スタイルが功を奏した部分も大きかったと思います。また、昨年年始に立てた「2024年やること」については5分の4は達成。残1については代替手段で解決予定です。一方で、さらなる飛躍のためには「もう一歩先へ進む挑戦」をしなければならないと感じています。変化が加速度的に起こる時代だからこそ、未来の理想像を先に描き、そこから逆算して行動する“バックキャスト型”のマインドセットが不可欠だと感じています。

    これまではアフターマーケット向けの“後付けソリューション”が弊社の中核でした。比較的少ない資本でも着手しやすく、顧客のリアルなニーズを聞きながら開発を続けられる強みがあったからです。ただ一方で、大規模な現場やさらなる市場拡大に向けてはスピード面での課題がありました。

    そこで今後は、指数関数的な成長を狙うべく「建機+自動制御」をあらかじめセットで提供していく体制を本格化させます。人材不足や安全性への懸念が増す土木現場に対して、よりスケーラブルかつ包括的にソリューションを届けるための一手です。コロナ渦に創業した法人ということもあり設立から控えていたグローバルな取引についても、弊社内メンバーにとっては初めてのチャレンジとなりますが少しずつ開始させていきます。

    無人建機の技術を極めていく先には、地上だけでなく宇宙空間での建築が見えてきます。月面や火星、あるいは宇宙ステーションをさらに大型化していくには、どうしても機械による自動制御が欠かせません。人が容易に立ち入れない環境で、安全かつ大規模に構造物を組み上げるためには、無人化工事で培ったノウハウがそのまま鍵になるのです。

    インフラ整備といえばまずは地上がメインになりますが、私たちはこれを「宇宙規模」にまで広げることを視野に入れています。実際、国内外でも宇宙開発の動きは着実に進んでおり、地球低軌道や月面建築の構想が少しずつ具体化してきています。そこに私たちが貢献できる日もそう遠くはないと感じています。

    • 後付けソリューションはソリッド型で引き続き堅実に伸ばしつつ、顧客の声を拾い続ける。
    • 建機+自動制御の提供を本格化させ、無人化工事の普及を指数関数的に加速する仕込みを行う。
    • 世界各国の宇宙でのインフラ建設のマイルストーンと、当社の無人建機を接続する道筋を整備する。

    この3点を軸に、今年はバックキャストな経営を進めていきたいと思います。

    2025年もよろしくお願いします🙂

  • 2023年振り返り

    2023年振り返り

    2023年もあっという間でした。
    この年末年始は今後のビジネス展開の視察も兼ねて某北欧の国に来ております。
    時差のため現地時間はまだ大晦日のお昼過ぎですがこの1年を振り返ってみたいと思います。

    1月

    • ODE/ODM 候補企業リストアップ第一段
    • 雲仙普賢岳の無人化施工現場を視察
    • 次期ソフトのロギング環境実装
    • 昨年秋からの新規営業を継続実施

    2月

    • PdM 採用面談
    • 西海岸の競合スタートアップと意見交換
    • 国交省   自動施工機械・要素技術SWG(第1回)
    • AEA 受賞 (https://arav.jp/news/release/307/)
    • 昨年12月に申し込んだ 啓林館ビルの本契約調整を開始

    3月

    • Product Team 内で営業チームの立ち上げを開始、新規営業を徐々に引き継ぎ
    • シリーズAラウンドにおいて4億円の資金調達を実施 (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000058931.html)
    • 未踏会議2023 登壇
    • 国交省 自動施工機械・要素技術SWG(第2回)

    4月

    5月

    • 伊藤忠と矢崎総業との取り組みが発表 (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000058931.html)
    • CSPI 出展
    • ハッピーアワーの開催が決定 毎月第一金曜日 15~16時
    • 信託型SOのニュースがベンチャー界隈を駆け巡り影響を受ける
    • Product Team 内で生産チームの立ち上げを開始
    • 人員減となった自動化チームのサポートを開始

    6月

    • 北海道 未来展示会 出展
    • 10セット同時発注の課題を受けて組立カーゴを立案
    • 国交省 自動施工機械・要素技術SWG(第3回)

    7月

    • 昨年より進めていた新規事業の営業縮小を実施
    • OEM/ODM 候補企業工場の視察
    • 入社前の業務委託オンボーディングを実施

    8月

    • チームビルディング研修を実施
    • 軽井沢合宿を実施
    • 人員増となった自動化チームのサポートを終了
    • 今期予実達成に向けて営業チームのサポートを開始

    9月

    • TDBC, 伊藤忠開催の e建機チャレンジ2023 へ昨年に引き続き技術提供
    • 東洋経済すごいベンチャー100に選出 (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000058931.html)
    • ストレッチ予算に対し未達のシナリオが判明
    • OEM/ODM の選定、本契約が完了、生産チームが急速に立ち上がり

    10月

    • 啓林館へオフィスを引っ越し、昨年期初から部門事に分かれていたオフィスが1.5年ぶりに1拠点に戻った
    • チーム間の情報共有を目的にハッピーアワーと同日に月例会の開催を開始
    • 国交省の試験対象に選定 (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000058931.html)
    • フィールドロボティクス部会 見学会 意見交換会に参加
    • DeepX 那須野代表と意見交換会
    • 物流ソリューションを検討する上での第一ヒアリング顧客を確保
    • インバウンドでのリード獲得KPIが落ちていることを理由に展示会出展を企画
    • 費用対効果が曖昧な施策のため社内でストップがかかる
    • 焦り、プレッシャーは正常な判断ができなくなってしまうことを痛感

    11月

    12月

    • 建設DXへの出展
    • 営業フォローしていた案件を受注、
    • 夏から計画立案してきた国交省立会実施が無事に終了、引き続き安全ルール策定に向けてロビイング実施
    • 過去案件について顧客規模で整理分析することで、何が自社の付加価値なのかを再定義、来期以降の戦略の方針が固まった

    2023年やること、は達成できたのか?

    • 保守体制の事業提携。
    • 監査に耐えうる事業チームの構築。
    • ODE、ODMを組み合わせた生産構築の開始
    • 提携のスタートを切ることができました。一方で未だに自社リソースでの保守というのが正直なところで課題は多い。
    • 整備を進めて参りましたがまだ事業フローに足りないファンクションがあります。今後適切な内部牽制を効かせるために、機能別組織へと段階的に移行していく算段は見えてきました。また商材を軸とした横断的なマトリクス型とすることで、商品の一貫性を失わないようにします。
    • 上半期は計画に遅れがありましたが、下半期で大幅に進展致しました。

    総括

    • 2023年やること、は概ね達成。
    • 私の力不足により4期目にして組織が崩壊。技術一辺倒ではなく、ピープルマネジメントの重要性に気付かされました。
    • 昨年より増収は確定。
    • 2024年問題を目前に市況状況は依然として追い風。振り返ってみても創業のタイミングは間違っていなかった。引き続き顧客への付加価値を高めていきます。

    2024年やること

    モメンタムを取り戻しつつあるこの状況で次の項目達成を目指します

    • 文鎮型から成長と安定のバランスが取れた組織を構築しアクセルを全開に踏み込む準備をする
    • デリバリーラインのボトルネック解消の最終段階として施工保守のアウトソース化を進める
    • 現在の柱であるエンタープライズ向けソリューションを再定義し自動運転デモ機を柏に設置する
    • 縦への深堀りとしてSMB向けソリューションチームを新規で立ち上げコンセプトモデルを発表する
    • 横展開の1つとして物流業界向けソリューションを第一顧客でテストしイベントで結果を発表する

    2024年もよろしくお願いします🙂

  • 2022年振り返り

    2022年振り返り

    2022年もあっという間でした。
    最近話題になった以下 ChatGPT の力も借りつつ1年を振り返ってみたいと思います。

    以下 2つに分けて記述していきます。

    [ChatGPT-Twitter] Twitter 投稿文章より ChatGPT にて自動要約。多少文章が変でもあえてそのまま掲載。

    • 人が補足なり、Twitter投稿して無いイベントは箇条書きスタイルで記述。

    1月

    [ChatGPT-Twitter] 1月に初詣を行い、その月中にも根津神社に行ったり、昔書いたコードを見直したり、PythonPilotを使用してperceptionを実装したり、T横イン開発を行ったり、デモを行いたいと思ったりしました。1月中には言いづらいこともありましたが、それを躊躇せずに伝えることが大切だと感じました。また、1月中に横浜や現場に行ったり、宿に滞在したりしました。その際には、宿にある作業ディスプレイを壁に戻すことで作業を行ったり、現場近くであることもあり、宿の選択肢が1つしかなかったりしました。また、doogさんの製品が好きであることも明かしています。さらに、1月中には採用を優先して忙しくしたり、年度末納期集中問題に直面したり、健康と安全を第一に考えたりしました。その月末には、田中氏に誘われてGITAIさんを見学に行ったり、can hackスキルが足りずに悔しかったり、ツヨツヨファームエンジニアに見に来てもらったり、1 on 1を完了したりしました。

    • GITAI見学大変貴重でした。米国に移りましたね。今後も交流したい。
    • 過去実装に助けられることがよくあります。Github大事。
    • 1月から初めて1on1を開始して今でも続けています。

    2月

    [ChatGPT-Twitter] 2月には、ロボットを一点物のものにすることで性能を高める方法について考えました。また、量産を避けつつスケールすることも考えられると感じました。さらに、自作ADASを楽しんでいることや、自動車と違って建機においては多品種少量が課題であることを感じました。コマツ小川社長とも意見を交わし、地道に他品種少量のアーキテクチャを構築することを決めました。また、2月には採用イベントで4分ピッチを行いましたが、年度末には納品に追われることもありました。さらに、systemdが便利だと感じ、そとろぼに参加することもありました。現場出張先であるため、そとろぼには全部参加できず、飛び入りLTを行うこともありました。また、週末には編み物をしたり、出待ちヌッコをしたりすることもありました。2月の最終日には、ARAV2期の最終日であり、メンバーの皆さんが怒涛の納品をこなしたことを感じました。

    • ARAVの業務の特性上、閑散期と繁忙期があることがわかってきました。36協定において時間外が45時間を超えられるのは年6回までですが、10~3月としています。
    • 納品数が少ないことに甘んじて機械の内部で走らせるスクリプトを service 化していなかったのですが、納品担当の属人化を防ぐために systemd 導入を促進していきました。

    3月

    [ChatGPT-Twitter] 3月には、第3回フィールドロボティクス勉強会(そとろぼ)を京都駅前で開催することを決めました。この集まりは、事前の知識がなくても参加できるゆるめの集まりで、現地参加を積極的にお願いするハイブリッド開催です。また、缶サットや小型船ロボットの実機展示も予定されています。さらに、チームのメンバーが個性豊かになりつつあることを感じました。2月分の1 on 1もでき、holaspiritに実装しているところもありました。しかし、会社に戻ったら社内ニートになっており、全員優秀で急に仕事が無くなってしまいました。このような時には、自然と中経を考えるようになるという言葉を思い出しました。そのため、ARAVは事業拡大に伴いCFO候補を募集しています。また、ロボット業界では「所詮一人でできることは限られている」という言葉を定期的に思い出すことが重要だと感じました。3月19日には、途中参加OKであることを知り、そとろぼに参加しました。そこで、NETWORKトラフィックの管理がARAVでも最近ホットな話題であることを知りました。自動起動管理についてはservice派であると感じました。さらに、jetpackとros distributionのずれについても議論されました。

    • 久々のそとろぼ開催。現地出席はできなかったもののリモート越しにフィールドロボティクスを楽しめました。
    • 納品が落ち着くにつれて、2022年度の組織を考えるようになります。元々存在していた Corporate Team はそのままに、それ以外の営業や技術を Product team としてワンチームに。少人数な組織として機動力のあるホラクラシー型の組織にチャレンジ。トップライン成長を目的として Consulting Engineer 職種を導入し、エンジニア自ら提案する仕組みを整えていきます。
    • 2期分の決算を株主に報告。昨今の経済状況も加味した上で中長期のスケジュールに前倒しの修正が入ります。結果、CFO採用を急ぐことに。

    4月

    [ChatGPT-Twitter] ARAVは建機の遠隔・自動化を手がけるスタートアップ会社です。3年目を迎えました。その間に個性豊かなメンバーが集まり、技術や営業のモデルは社員に引き継がれ、私自身は直接製作や販売をすることがなくなりました。CFOの募集も行っています。近頃はExcavatorやWheel Loaderなどの修復や大型の振動試験機の設備導入検討に出向いたり、Built Roboticsのような海外の建機自動化スタートアップに注目したりしています。また、Lチカや米国でのイベントに参加したり、某大手自動車メーカーから転職してきた品質周りに強い組が活躍しています。

    • オフィスを追加契約し、3月に編成した新組織で会社が動きはじめていきます。
    • メンバーに仕事を任せてみる。お互いにとってチャレンジ。

    5月

    [ChatGPT-Twitter] 私は今、イベントの準備をしています。多くの技術者が異なる領域でのスキルを持ち寄って、リアルな物を作っているのを見て、非常に感動しました。明日、幕張メッセで開催されるイベントに出展するのですが、失注した顧客にフワっと営業できるのがよいですね。さらに、昨日は久しぶりに建機メーカーで働いている研究室の後輩に会えました。9年ぶりです。今日はCATのイベントで、”LET’S DO THE WORK”を掲げています。

    • 国内の建設関連イベント CSPI EXPO に出展。社員総出で顧客と交流できる機会は貴重です。

    6月

    [ChatGPT-Twitter] 私は6月2日にARAVで初めての一般公開デモを行いました。6月5日には新しい分野への横展開のためにコールドメールをしました。返信がちらほらと来て、返信率は25%でした。6月11日には生研の公開に行きます。6月12日にはstripeを楽しんでいます。

    • 新しい業界にも進出。建機以外の業界と接することでARAVの強みを客観視できるようになりました。
    • 短期経営計画の社内勉強会をProduct Team向けに開催。どのような観点でキャッシュフローを管理しているのか共有。

    7月

    [ChatGPT-Twitter] 私は 07 月中旬に界隈のクローズイベントに参加しました。このような機会に恵まれていることを再認識しました。そして、自動運転ベンチャーの中でも特にビジョンが明確で、エクイティストーリーが投資家にとって理解しやすいと感じられる Turing さんを見て、社内のロードマップ策定においても迷うことがないと感じました。

    • 某大手外資にM&Aされた起業家のイベントに参加。CFO採用活動の面談の際に自社の事業計画を話すことがよくあり、他社のビジョン策定が気になっていました。

    8月

    [ChatGPT-Twitter] 私は8月4日に羽田行きの飛行機が欠航してしまい、その代わりに2日間乗っていた船に乗ることになりました。その船は大きな機械で、私はそれがとても気に入りました。また、8月9日には6輪駆動の車を使用して、悪路を走行することができました。そして、8月23日には「そとろぼ!」というイベントが東京で行われることが決まりました。そのイベントは10月21日頃に行われる予定です。会場については、建機を持って行くか検討しているとのことです。

    • CFOのフルタイム勤務が開始。急ピッチで管理体制の構築がはじまります。
    • 横展開して業界への営業が一段落し、提案会社の絞り込みに入ります。並行して今期のメイン顧客の契約関連のクロージングが行われていきます。

    9月

    [ChatGPT-Twitter] 9月8日に、ICC Kyoto に参加させていただきました。スタッフの皆さんには感謝しております。特に、出雲社長の話を聞けて良かったです。また、京都に来たついでに、和歌山の導入現場にも行ってきました。そのときが、14年ぶりの訪問でした。
    9月17日には、残念なことに本郷通りの「赤門そば」が閉店することがありました。お店は66年間地元で愛されてきました。お昼過ぎにお邪魔したところ、店内は満席でした。私は特上てんぷらそばを頂きました。お疲れ様でした。

    • 3月が期初のARAVがにとっては9月が下期開始時期。トップラインの着地が概ね見えてきます。
    • 長らくピッチイベントに参加していませんでしたが、CxO採用を目的としてICCに参加。最近のスタートアップ業界の雰囲気を掴めました。
    • 上記イベント終了後すぐに和歌山の現場を見学。建機の現場に行くのは半年ぶりでしたが顧客のペインが存在することを再確認します。
    • 原価管理が開始。ここから会計上、ハードウェアベンチャーとしてモノを取り扱っている難しさを痛感することになります。

    10月

    [ChatGPT-Twitter] 10月16日に、10月21日の金曜日の18~20時に小規模でゆるく開催することを発表しました。ご都合が合う方はぜひご参加ください。自分は夜の街を走るスイーパーのディストピア感が好きです。
    10月17日には、本を読了しました。最近は苦手だったのですが、最近聞いたお話に感化され、過去の記事を読み漁っていました。その中でも、創業前後の話が記述されている本は特に面白かったです。人間味溢れるビジョナリー精神に感動しました。
    10月19日には、roscon に参加しました。そして、今週の金曜日の夜、東京文京区でLTが開催されます。タイトルは「野外自律ロボット開発回顧録」です。最近では珍しくなってきた少人数な勉強会ですが、楽しみです。発表者の許可が得られれば、あとで文字に起こして記事化したいと思います。そして、ROS Construction 立ち上げ会が開催されました。
    10月20日には、明日夜、東京文京区で開催されるLTに追加1名が決まりました。タイトルは「ロボットベンチャーから見たキャズム本 1章」です。
    10月21日には、そとろぼに参加しました。7名全員がLTするという楽しい会でした。たまには小さな勉強会もいいですね。10月28日には、ROS Construction 立ち上げ会に参加しました。本日の20時から開催されます。ROS Construction が始まります。

    • 実験部を立ち上げ。柏のフィールドに週3でシニアエンジニアに来てもらうことに。
    • キャズムの観点から現在のステージを整理。イノベーター&アーリーアダプターのみにとどまっており、未だアーリーマジョリティへ到達していないことを共有。
    • 繁忙期に突入。メンバーがルート営業で工数を使い切ってしまっているため、インバウンドからの新規営業を再び引き取りはじめる。

    11月

    [ChatGPT-Twitter] 最近はマイコンに回帰しています。11月20日には、今日も焦らず淡々と積み上げる一日でした。

    • AEAに参加する過程で、株主ではないVCからのメンタリングを受けて、事業戦略計画を更新。プラットフォーム戦略を軸にARAVの強みが言語化できるようになった。
    • 会計補強人員および営業事務の採用を実施。
    • 創業前から数えると3年弱利用してきた遠隔操作ソフトに代わる次期ソフトについて、5月から少しずつ設計を進めていた。これの実装を開始する。

    12月

    [ChatGPT-Twitter] 12月31日に、年末に振り返りをするブログを書くか迷っています。そのために、大晦日に1年の振り返りをすることを決めました。しかし、何も思い出せないということで、過去の Tweet を Tweepy で自動取得し、pyChatGPT を使って要約するスクリプトを書きました。このスクリプトは、Github にて公開しています。これで、安心して年を越せるでしょう。

    • 営業人員の採用を実施。春から入社確定。
    • 4~5期の採用およびリード獲得強化を目的としたWEBサイト更新コンペを実施。4月リリース予定。
    • 次期ソフトの実装が概ね完了。粗結合したことによりコード行数を1/4に圧縮して保守コストおよび属人化低減を狙いつつも、インタープリター型からコンパイル型の言語に、ハードもベアメタルに移行。
    • CFOが推し進めていた投資および融資での調達の目処がほぼつきはじめ順次契約を締結していった。
    • Corporate Team の見事なチームワークにより重大イベントを次々乗り越える。またProduct Teamも続々と納品をこなし、3期も増収また黒字になることがほぼ確定した。
    • 12/28 年内最終営業日の人員構成は以下。

    合計 . 役員 正社員 派遣社員 時短 バイト 業務委託 . フル パート . 出社 在宅
    28 2 12 1 2 7 4 15 13 19 9

    2022年やること、は達成できたのか?

    • フルタイム人材を現在の3倍、20名規模に増やす。
    • 営業、技術それぞれが自立した成長性のある組織を構築する。
    • 2回目の資金調達、プレシリーズAの調達を春から開始、夏までに完了する。
    • 建機の遠隔操作商品の委託体制を構築、生産をスタートする。
    • 油圧ショベルの繰り返し掘削自動化のβ版をリリースする。
    • フルタイム20名規模の組織形成については、現在15名なので75%達成。
    • 自立した事業部、できたと思います。そうでなければ3期の増収はありえませんでした。
    • 資金調達について、CFO採用を優先したため開始次期を夏に遅らせ12月に完了しました。あとは契約のみ。
    • 委託体制の構築と生産開始、昨年冬に仕込んで春にかけてトライしましたが、現場の仕様変更の速度についていけず、あえなく撃沈しました。段階的移行の打開策を用意して来年もトライしていきます。
    • 掘削自動化のβ版リリース、本件は力不足でした。ニーズ探索も含めて自動化チームと色々と議論しました。遠隔と組み合わせたハイブリッドな顧客ニーズが見えてきているので優先度は様子を見つつ取り組んでいきます。

    総括

    3期目を迎え、会社としてのポジショニングがこれまで以上に見えてきた気がします。それは建設業界の中でのARAVという意味ではもちろんですが、スタートアップ業界の中でのARAVという意味でも見えてきつつある感じがしております。私としては引き続きこれまで他社が目を背けてしまいそうな課題にドッシリと取り組んでいく所存です。相変わらず10月移行は繁忙期です。これは現段階の事業フェーズだと季節性があることは認め、リソースを変化させるやり方を模索するしかないと考えています。タネは仕込んであるので地道な改善頑張ります。最後に、初めてのCxO採用は私個人としては大きなチャレンジでした。権限移譲とガバナンス強化を実施する中で、改めてARAVを公器な会社に育てていく覚悟ができたと思います。

    2023年やること

    まだまだ荒削りですがトップラインを伸ばす道筋は見えてきたと考えています。
    ラフな言い方ですが、引き続き、調子に乗らずに、謙虚に、誠実に取り組んでいきたいです。
    具体的にはより安定した品質を届けること、また再来期移行のスケールに備えた生産準備を段階的に進めていきます。

    • 保守体制の事業提携。
    • 監査に耐えうる事業チームの構築。
    • ODE、ODMを組み合わせた生産構築の開始

    2023年もよろしくお願いします🙂

  • 2021年振り返り

    2021年振り返り

    早いもので地元沖縄から上京して10年が経ちました。
    2021年もあっという間でした。
    果たして去年立てた目標は達成できたのか?
    振り返ってみたいと思います。

    1~3月

    4~6月

    • 業務委託6名卒業。Web、Edge-Soft、Edge-Hard、Back Officeチームから、技術開発、先行開発、営業広報、総務の4チームに再編成。
    • フルタイム2名ジョイン。営業に1名、総務に1名。
    • 就業規則導入に伴い、業務委託4名をアルバイトに切替。
    • ミニチュア建機の遠隔操作体験を開始。
    • 技術開発チームより、建機の遠隔操作装置「Model V」を提供開始。
    • 会計事務所、法律事務所、社労士事務所との連携体制が整う。白久から全てのバックオフィス業務の引き継ぎが完了。

    7~9月

    10~12月

    • 先行開発のメンバーに誘われ、World Robot Summit に参加。お手伝いしたチームが優勝。素晴らしい。
    • 総額7000万円 NEDO STS に採択される。
    • rosboad で遊ぶ。更新頻度少ないので良い所だけ取り込もうかな。
    • Model V をオフィスでせっせと組み立て。技術開発2名、営業1名、私の4名で頑張りました。
    • 建機の免許、車両系建設機械運転のライセンスを取得。
    • 草刈り機のアルゴリズム検証のため、つくばチャレンジ初参加。事前の点群地図作成無しで、非GNSS環境でも動作することに成功。GNSSとVSLAMベース。
    • 高専ロボコン全国大会で審査員として参加。現役時台に、全国優勝してはや13年。
    • 無事、32歳になりました。
    • 3千5百万円の融資を実行。
    • 技術開発1名、会計1名、の計2名のフルタイムメンバーがジョイン。先行開発チーム、アルバイト2名ジョイン。技術開発、業務委託メンバー1名卒業。
    • フルタイム7名、パートタイム7名の計14名の体制になる。

    2021年やること、は達成できたのか?

    • スタートアップとして最初の資金調達を締結する。
    • サポート体制を充実させるためにフルタイム人材を雇う。
    • 最初の建機の自動運転商品を発表する。
    • 建機の遠隔操作商品を標準化しβ版をリリースする。

    資金調達、できた。
    フルタイム人材雇う、できた。
    自動運転商品を発表、商品というべきか怪しいが、、できた。
    遠隔操作商品の標準化、できた。
    はい、よくできました。

    総括

    2期目に入り、業務のリズム感が掴めてきた感じです。
    フルタイム人材を雇用することで、足腰の強い組織に再編成できました。
    堅調に売上も増加し、ARAVとしてまた私としても初めて、投資と融資による調達を行いました。
    一方で10月後半あたりから息切れ感がありました。
    原因として、自分が依存しているプロジェクトの工数オーバーです。。

    2022年やること

    来年、3期目以降は、1人社長が限界とする売上の壁を超えるために、技術・営業ともに現場から離れる決断をします。社員を信頼し非連続な成長を目指します。
    目標は以下の5つ。頑張るぞ。

    • フルタイム人材を現在の3倍、20名規模に増やす。
    • 営業、技術それぞれが自立した成長性のある組織を構築する。
    • 2回目の資金調達、プレシリーズAの調達を春から開始、夏までに完了する。
    • 建機の遠隔操作商品の委託体制を構築、生産をスタートする。
    • 油圧ショベルの繰り返し掘削自動化のβ版をリリースする。

    2022年もよろしくお願いします🙂

  • 2020年振り返り

    2020年振り返り

    主にTwitterなどの情報をまとめた個人的なメモです。
    2020年は人生3度目の会社設立の年となりました。

    1~3月

    • 東大がスタートアップ向けにオフィスを提供していると聞き、埼玉県川口市から東京都文京区に引っ越す。※引っ越した後に入居審査があると知り焦った。
    • FRJでエントリーしていた ANA AVATAR XPRIZE 予選通過。しかしスポンサー予算が頓挫になり活動を停止する。
    • FRJの活動拠点をTechShop東京に構える。一ヶ月後に閉鎖する。
    • つくばミニメイカーフェアに出展。静岡県にあるスケール重機を、茨城県つくば市の会場から遠隔操作。2日間で約100名の親子に体験してもらった。
    • フィールドロボティクス勉強会第二回を開催予告。コロナの影響で中止とした。
    • 自動運転AIチャレンジの仲間を募集。複数人で discord と Gitlab にて開発していたが、動かすまでの敷居が高く思ってた以上にコラボレーションが進まず参加を断念
    • 法人を設立する前に、お世話になっているエンジェル投資家に共同創業者候補2人と面談。「スタートアップ目指すならフルタイムでコミットしないメンバーは株主になるべきではない。」と指摘され、話し合いを重ねた末に私1人で創業することに決定する。

    4~6月

    7~9月

    • 7月、役員1名+パートタイムエンジニア5名+アドバイザー1名、計7名の体制になる。
    • 米国法人の登記を抹消、資金調達に向けてVCとの面談を進め始める
    • 9月、バックエンド2名、ROSエンジニア1名参加。1名抜けて計9名の体制になる。各エンジニアと個別でやり取りしていたのをやめ、Webチーム、Edge-Softチーム、Edge-Hardチームの3つの組織を作り、社内discordを立ち上げる。

    10~12月

    • 10月、Back-Officeチームを新設。人材募集から手を付けてもらう。
    • ハードウェア人材集めに苦戦
    • 31歳になりました。
    • 伊藤忠TC建機との協業が発表。
    • 11月、Back-Officeチームの快挙により、ハードウェアエンジニア2名、フロントエンド1名が参加。
    • 業務拡大により、オフィスをFoundXから東京大学南研究棟アントレプレナーラボに移設。
    • 12月、Back-Officeチームに2名参加。メンバー数が私を除いて計14名となる。

    2021年やること

    • スタートアップとして最初の資金調達を締結する。
    • サポート体制を充実させるためにフルタイム人材を雇う。
    • 最初の建機の自動運転商品を発表する。
    • 建機の遠隔操作商品を標準化しβ版をリリースする。

    振り返ると1~3月はFRJの活動が軒並み撃沈でした。4月にARAV株式会社を設立してからはFRJの活動はお休みしております。

    ARAV株式会社の事業は1期目としては悪くないスタートを切れました。法人設立と同時にFoundX入居できたのが大きかったです。優秀な同期に囲まれて毎週の進捗報告がいいプレッシャーになりました。やるべき事にフォーカスできました。特に7月以降は顧客数が増加し一気に忙しくなりました。この頃から土日もぶっ通しで仕事をしています。急激にメンバーも増え、今では14名が関わるプロジェクトとなっています。私自身、高専ロボコン以降、10名を越えたメンバーを率いてのプロジェクトは初めてです。力を合わせて顧客に最大価値を提供できるよう頑張ります。

    2021年もよろしくお願いします:)

  • 2019年振り返り

    2019年振り返り

    日記、カレンダー、写真、Twitterなどの情報をまとめた個人的なメモです。2019年は30歳になった節目の年になりました。

    1~3月

    • 米国滞在2年目がスタート。
    • 毎年ラスベガスに開催されているCESに参加。数え切れないほど多くの自動運転ベンチャーが存在していることを実感。
    • 過去の転職エッセイ?を投稿。
    • 義弟の結婚式に参加するため1週間ほど一時帰国。
    • Tier4見学。お忙しいなか加藤先生にピッチした。
    • お世話になっているエンジェル投資家と面談。UCバークレーのインキュベーションSkyDeckへの参加を検討。
    • 1年間通ったUCSCのプログラムを修了。

    4~6月

    • 創業した米国法人にインターン(OPT)するという形で学校卒業後も米国滞在資格を維持した。
    • 米国法人の1期目終了に向けて法人口座を作る。
    • 1期目の自社開発の成果を公式WEBサイトにまとめた。
    • お隣のSanjose にて Perfume Liveを観戦。
    • 毎年恒例、UCバークレーでのTech Chrunch Robotics Sessionに参加。
    • Sunnyvale在住の友人宅にて沖縄県人会に誘われる。A氏と知り合い自作した自動運転システムを国内クライアントに紹介してもらえることに。
    • 自作の自動運転システムの一部をPythonPilotとして公開。
    • 高速道路以外での自動運転システム開発を進めるためにRTK-GNSS(RTKLIB)の試験を開始。
    • 自動運転のバックアップに必要な遠隔操作システムの開発を開始。Tier4のTechBlogを参考にし時雨堂社のmomoをベースにすることに。
    • 遠隔操作ラジコンの開発記録をTwitterに公開したところDMにてM氏から連絡。遠隔でプロジェクトのお手伝いすることに。
    • A氏とM氏のクライアントが同じ方だということがわかる。またそのクライアントはスケルトニクス時代に2度会ったことがある方だった。建築・土木分野が人手不足であることを知る。
    • 日本との遠隔でのお仕事が忙しくなってきたため半年前倒しして帰国することを決断する。もともと米国でビジネスをまわせなければ資金的な意味で2年がタイムリミットだった。
    • ヨセミテ国立公園にて家族と1泊2日の小旅行。

    7~9月

    • 7月に設立したYanbaru Robotics Inc.が二期目を迎える。当初目指していた自動運転トラックのプロジェクトは一度凍結し、建築・土木分野の自動化へピボットすることに。
    • JTPAでプレゼンの機会を得る。これまでのキャリアについて約90分講演した。
    • アパートは半年毎の契約だったため、2月に入居したSanta Claraのアパートを7月いっぱいで退去。
    • アパートの退去手続きを終え、大人2人分の荷物をスーツケース4個にまとめる。
    • スーツケース3個を友人宅に預かってもらい、1週間アリゾナ州とNY州へ旅行。
    • 旅行後はCA州に戻って荷物を受け取り日本へ帰国。1年半の米国生活を終える。
    • 帰国後は大宮のウィークリーマンションで成果物を組み立て、静岡で納品。
    • 川口市に引っ越す。
    • 湘南の自動運転実証実験を見に行く。帰ってヌッコカーを作った。
    • ラジコン重機を遠隔化するキットを作る。

    10~12月

    • 建設ロボットシンポジウムにてラジコン重機の遠隔操作をデモ。福岡から静岡のミニスケール重機を操作する。
    • 台風19号で最寄りの河川が氾濫。暴雨の中1時間歩いて高台の小学校に避難、宿泊を経験する。
    • CEATEC、東京モーターショーを視察。
    • 中古ルンバを魔改造するTweetを多くの人に見て頂く。
    • 稲見先生の「論破より仲間を増やすことの方が大切」という言葉に強く共感する。
    • 田中さんがTwitterで募集をしていたつくチャレ安全管理者に志願。初めてつくばチャレンジに参加する。
    • 元奈良高専で高専ロボコンに参加されていた川節さんにScrambleのお話をつくチャレ会場で聞く。
    • フィールドロボティクスに特化した情報交換コミュニティ、学生・若手技術者の支援団体を設立することを決める。
    • 羽田さん主催のIoTを考える会に出席。日本に帰ってきて初めてYanbaru Roboticsの事業内容をピッチした。スケルトニクス時代とは違った反応に驚く。自動運転分野は一見地味だが具体的に一緒に仕事をしたいという話を2件頂く。
    • ROS2を触りだす。ESP32をTeleop
    • 周囲の人にアイディアを話し、協力してもらいながらField Robotics Japan(FRJ)を設立。
    • 立命館大学の学生に、遠隔操作で静岡のミニスケール重機を体験してもらう。
    • FRJの第一回オフラインイベントを秋葉原で開催。当初予想を上回る80名超の方に来ていただく。
    • 国際ロボット展を視察。2年前と同じくMUJINのビジネスモデルの完成度に驚く。
    • お世話になっているエンジェル投資家の忘年会に4年ぶりに参加。顔見知りのベンチャーがみな大きくなっていて気が引き締まる。
    • 修士時代にお世話になった大学の産学連携本部の先生とも再会する。
    • 30歳になった。さらば20代!よろしく30代。

    2020年やること

    • 文京区に引っ越す。
    • 米国法人の登記を抹消、日本法人を登記、資金調達を開始する。
    • FRJにて若手技術者・学生の屋外ロボット競技の参加チームを支援する。(自動運転AIチャレンジ、つくチャレ、海中ロボコン、年明け公開?)
    • 受託開発を年度内に消化し新規の受付を止める。事業領域を絞り自社製品を軸とした共同開発にシフトする。
    • いばらき先進技術展、TMMF2020の出展は決定。その他イベントも出展する。

    今年は素晴らしい出会いがたくさんありました。来年もよろしくお願いします!

  • ベンチャーを始めるあなたへ、何度でも挑戦を続けるために。大企業へ転職した私が伝えたいこと。

    ベンチャーを始めるあなたへ、何度でも挑戦を続けるために。大企業へ転職した私が伝えたいこと。

    2018年2月の終わりに、学生時代にお世話になった方から連絡があった。

    今回大学発ベンチャーの特集をやっておりまして、エッセイをお願いしたく思いました。雑感で構いません。堅苦しいものでなく会社をやって見てどうだったのかの思いを語っていただきたいのです。いかがでしょうか。是非ともお願いしたいと思います。

    今会社を離れられたので、逆にお時間が取れるかなと思ったのと、立ち上げて少し距離を取られた現在なら書けることがあるのではと思った次第です。

    実は離れられたこと自体もこれからベンチャーをされる方の何か参考になるのではと思いました。

    内容は、私の学生起業をしてから大手メーカー企業に就職するまでの経験を、情報処理学会へ寄稿するというものである。

    たくさんの方に応援してもらい助けられた会社だったので、何か少しでもできることがあればと思い返事を受けることにした。

    連絡がきて約1ヶ月後に原稿を提出した。
    カリフォルニア州に住んでいたため本誌を手に取って中身を見ることはできなかったが、
    CiNiiを見る限りでは無事に出版されたようだ。

    執筆時と現在とで状況が変化したことがある。
    それは寄稿後しばらくして米国で法人登記をしたことだ。

    今回、心境が変わった点がいくつかあるのをきっかけに、寄稿した内容を加筆修正、文字数制限でお蔵入りになった話、またブログらしくラフな文章も交えつつ公開することにした。

    はじめに

    昨今、GoogleやFacebookをはじめとしたスタートアップが注目されるなか、日本の新卒就職人気企業ランキングでは上位のほとんどを大企業が占めている。

    ベンチャーを成功させた先に多額のリターンが待っているのは学生であっても知っているが、日本の開業率は世界と比べて決して高いとは言えない状況だ。

    修士在籍時の同級生二十数名中、進路先に起業を選択したのは私だけだったので感覚としても頷ける。

    何も特別ずば抜けた能力を持った学生だったわけではない。

    学生時代に所属していた学会で賞を取ったことは一度もなく、上京前にバイトして貯めた金はあっという間に底をつき、学費と生活費を賄うために奨学金を借り、成績優秀者ではなかったので返済免除のような措置は受けていない。

    ごく一般的な学生だったと認識している。

    一方で起業セミナーは活発に開かれ、学生起業コンテストなるものも各地で開催されている。

    参加する学生もいるし、興味がないわけではないようだ。しかしながら多くの学生はそのまま就職という道を選ぶ。

    なぜ起業する人は少ないのだろうか?

    ある人は、他国と比べて助成金や投資家からの資金が足りないからだという。

    またある人は、リーンスタートアップ、シリコンバレー式などの経営手法を例に挙げ、上場や買収などのエグジットをどう成功させるかを語ってくれる。

    しかし、それらのアドバイスは起業した会社をいかに成功させるかに焦点が当てられており、実際に事業を興す個人の立場がおざなりにされている。

    個人が起業を志さない限り新しい会社は生まれないのである。

    実際に私は学生で起業という選択をしたが当時感じたのは、いかに顧客を獲得するか・資金を集めるかということではなく、ただ漠然とした将来への不安だった。

    もし失敗したらこの先どうなるのだろう…

    そんなときに無難な対処法が長いものに巻かれる精神、起業という不安な選択を避け、たとえ興味は無くとも周りと同じ就職という道を進む。

    そうしてチャレンジする人は自然といなくなってしまう。

    この状況は“安全設備が搭載されていない小型ボートで嵐の海に向かう”のと同じだと思う。

    起業するということは普通なら避けてしまうような荒れ狂った海に向かっていくようなものだ。

    このような状況で例えるなら、国は補助金で強力なエンジンを用意してくれ、投資家は成功確率の高い操縦方法を教えてくれる。

    しかしながらその小型ボートには救命胴衣はないし、予備のゴムボートも搭載されてない。

    航行中に高い波に襲われ船が転覆したときは?

    嵐の中で大型船にぶつかってしまったときは?

    昔と比べて随分起業がしやすくなったと言うが、ボートに搭載されている安全装置があまりにも貧弱であるために若者が起業から遠ざかっていると考える。

    しかし、自分自身で安全装置を搭載し、不慮の事故への対処方法を用意することで、致命傷を避けることは可能である。

    ここでは起業にチャレンジする若者に向けたサバイバル術を起業前、運営中、撤退時の 3 段階に分けて紹介したい。

    まずは情報収集から

    就職すると決めたらまず多数の企業に応募しなければならない大変さはあるが、同級生や OBOG と情報交換をしつつ就活を進めることができる。

    一方で、起業する場合は自らの足で情報を収集しなければならない。

    私の場合は在籍していた学校のベンチャー支援施設を利用した。

    ほかにも公的なインキュベーション施設を利用する手もある。

    またこのとき注意しておきたいことは情報のバイアスである。

    起業経験者から得られる情報には一種の生存バイアスがかかっているため、成功した起業家の話のみを鵜呑みにするのは危険である。

    可能であれば起業に失敗した人の話も収集しておくと後々の受け身を取りやすい。

    起業家というと、Steve Jobsや堀江貴文のように、事業を優先し大学を中退する破天荒な人生をイメージしがちである。

    よほどの自信がない限り、このようなスタイルはお勧めしない。

    卒業しておくことはキャリアを変更する際に選択の幅を広げる。

    退路を断ってやみくもにリスクを取るのではなく、何度でもチャレンジできるように備えておきたい。

    加えてどのようなビジネスでも比較的通用できる武器は英語力だ。

    世界中から有能な仲間を集め、投資を募る際に日本人以外の投資家と直接交渉ができ、顧客獲得する際の海外進出に貢献する。

    私が起業した会社では売上げのほとんどを海外が占めるという年があった。

    当時あまりビジネス英語が得意ではなかった私は、海外からのメールの返信文を留学生にチェックしてもらったり、海外で大事な取引きがある際は通訳として友人に付き添ってもらったりしていた。

    自分でもできていればより多くのチャンスをスピーディーに掴めていたと思う。

    立ち上げ後も慎重に

    ベンチャーにはスピード感が重要だが、契約書には細心の注意を払いたい。

    法人の代表になるということは、事業に関するあらゆる責任を負うことになる。

    普段の生活では不動産を購入するときくらいしか実印を押すシーンはないが、他社との契約や公的期間への書類提出時など頻繁に代表印を押すことになる。

    内容によっては連帯保証人に代表取締役をつけることを要求されることがあり、事業の先行きだけでなく個人で大きなリスクを背負うことになる。

    可能であれば確認が済んでいる自社の雛形を使うようにし、使えないまたは大きな修正がある場合は専門家に必ず見てもらう。

    また立ちいかなくなったとき、いかに再起し、次のチャレンジをする体制を整えておくことが重要になる。

    資金繰りにおいてはレバレッジをむやみに上げないことを推奨する。

    私は在学中にアルバイトで貯めた資金を元に、同級生らと共に全額自己資本で開始した。

    すべて合わせても資本金は 100 万円を下回る額であった。

    その後も銀行から借入をしていない。飲食店の居抜き物件を事務所にして固定費を抑えた。

    弁理士、弁護士、会計士と顧問契約をせずに、案件ごとにスポットでレビューを依頼した。

    実は初年度の売上からの役員報酬は時間換算すると日本の最低賃金を下回っていた。

    またある調査によると 72% の起業家がメンタルヘルスによる問題を抱えていると報告されている(Freeman,Johnson, & Staudenmaier, 2015)。

    精神的な病は通常の業務に支障をきたし、人材の代替がきかないベンチャーでは会社の存続すらも危うくなってしまう。

    何でも話せる家族や友人との関係を構築することは大切だ。

    私の場合は、普段から事業の話を聞いてくれる妻、たまに地元沖縄の友達や修士課程の同期と飲みに行くのがいい気晴らしになった。

    また、当たり前だがベンチャーの売上というのは不安定だ。可能であればほかの収入源を確保しておきたい。

    例えば、副業が許可されている企業で働く、ライターやクラウドソーシングで稼ぐ、コンサルタントを行う、個人資産での投資を始めるのもいいかもしれない。

    もちろん本業をおろそかにするのは本末転倒だ。

    小さなものでいいから会社とは別のキャッシュフローを持つことは、自分自身が会社に依存することを防ぐ。

    遠い目で見れば会社の事業を客観的に見れる視野も手に入り、本業を思わぬ方法で改善できるかもしれない。

    転職する際に注意すること

    最後に伝えたいのが、会社を畳むもしくは会社を離れなくてはならないときの立ち回り方だ。

    たとえば次のキャリアとして、研究職を狙う、投資関係の会社に入る、同分野のベンチャーに入社する、一般的な企業に入社するなどが挙げられる。

    私は大手企業への転職を選んだ。選定理由は割愛するが、いくつか気をつけたい点があったので記述したい。

    まず、残念だったのは周囲に転職を打ち明けた際、あまり根拠がないにもかかわらず、採用してくれるところはないだろうという煽りを受けたことだ。

    事業を始めるときだけでなく、辞めようと考えたときに適切なアドバイスを受けられる環境があればと思う。

    初めての転職活動だったため、サービスを比較するために2つの転職サイト(Dodaとリクルート)を使った。

    このとき苦労した点だが、計50社以上に応募したが書類選考がほとんど通らなかった。

    ・書類選考で落ちた、または連絡が来なかった企業
    SONY、MUJIN、ZMP、他多数

    その理由としてベンチャーで経験したことを経営、経理、営業、広報など、技術以外のことまでまんべんなく書いたことが裏目に出たのではないかと考えている。

    通常、企業の募集ポストにはジェネラリストではなくエキスパートが要求される。

    自分が最も得意としている分野に絞って履歴書を書き直したら徐々に返事が貰えるようになった。

    また面接で、

    「毎日朝はきちんと来られるか」

    「協調性はあるのか」

    といったステレオタイプな質問が来たことがあった。

    これらの質問に惑わされず、冷静に自身の能力をアピールしたい。

    ・1次~最終面接で落ちた企業
    BOSCH、HONDA

    以上の過程を無事に乗り越え、

    最終的に会社に来てくれと声がかかった企業は以下の3つだ。

    ・最終面接を経て内定を得た企業
    日本電産、メイテック、富士重工業(SUBARU
    )

    ここまで転職活動に費やした時間は約2ヶ月。
    2016年2月の頭に転職エージェントの面談が有り、2016年3月末に上記の結果が出た。

    熟考の末、樋渡部長(当時)と柴田副部長(当時)の熱意に惹かれSUBARUに入社した。

    結果としてやりがいのある仕事に携われ、技術者として充実した会社員生活が送れた。
    楽しい思い出ばかりなのでまた次の機会に話したいと思う。

    この転職活動で幸いだったのが学校を卒業していたことだ。

    最終学歴を修士課程と記入することができ、給与面などで多少の優遇があった。

    子供はいないものの、既婚の身で家族同士支え合っていく立場であれば切実だ。

    入社後の注意点としては、

    ベンチャーと比べて意思決定の過程が複雑で遅い、

    会議が大人数でかつ長いといった企業文化は避けられない。

    一方、役割分担がしっかりされている分、自身の専門領域に集中できる環境である。

    また、ベンチャー在籍時は常に頭の中にあった資金繰りに悩む必要は無い。

    実際SUBARUに在籍している間は、上司や仲間に恵まれたこともあり飛躍的に技術力が向上した。

    技術者としてもやっていけるのだと自信にも繋がった。

    何度でも挑戦を続けるために

    私なりに起業チャレンジのサバイバル術を紹介したつもりだ。

    嵐の中を小さな船で進むのは非常に怖いものである。

    しかし、航行前にしっかりと基礎知識を身につけ、地図を確認し、航行している最中は周囲の状況に細心の注意を払い、万が一に船が転覆した際は、事前に用意した救命胴衣を身に着け、ゴムボートで脱出することが想定できれば結果は変わってくる。

    始める前の恐怖心は随分和らぎ、大きな損失を避けることで、たとえ失敗してもまた挑戦できる機会を得られるはずだ。

    ベンチャーの語源は、

    アドベンチャーからきていると言う。

    大海原へ冒険したあとは、

    どんな結果であれ、

    いつか港に帰ってこなくてはいけない。

    無事に帰ってこれたら、

    時間をかけて気力を蓄え、

    少しずつ資材を調達、

    準備ができたらまた冒険に出かけよう。

    何度でも挑戦を続けるために。

  • 中国人の友達の熱量

    通っているESL学校の運営に関する問題を、約一ヶ月前からクラスメイトと一緒に解決しようと試行錯誤している。どの生徒にも影響を与える学校側の欠陥で、実際にこの問題によって学校を離れてしまった生徒も少なくない。また先生側の負担もあり彼らの離職率は高い。長くて半年間務められればいいといったところだ。しかしながら、生徒の入学から卒業までの期間が数ヶ月という短い期間であり、これまで誰も直視してこなかった。”An elephant in the room.” というのが最も的を得た表現かもしれない。

    その問題を分析し、解決案を一つずつ試している。その取り組みのなかで、友達の中国人の熱量に驚かされた。今通っている学校では、シリコンバレーという地理的理由のせいか、先生や生徒に限らず、会社もしくは自分のビジネスを運営している人は少なくない。中国人の彼もその中の1人で自ら運営している会社を香港にもっている。今日、1対1で1時間ほど彼と話す機会があった。よく中国人は交渉毎に強いと言われるが、その理由がよくわかった。印象に残っているのを記録しておく。

    1. 主導: 話を始めると一気に注目を惹きつける。間に意見を挟み込もうとしても阻止される。
    2. 反復: 何度も同じことを繰り返し発言し、会議中に強引に同意を得る。
    3. 過程: 交渉のプロセスを心得ている。人脈を駆使し、あらかじめ交渉したい相手のボスを押さえる。手紙、メール、電話などの手段を問わない。
    4. 感情: 気持ちを表に出し、ときに怒りをあらわにする。
    5. 冷酷: 相手の立場、プライドを重視しない。
    6. 約束: 人とアクションの同意を取り即座に実行を求める。

    個人的に全てが同意できるやり方ではないが今後の参考としたい。

  • 高専ロボコンで全国優勝する方法 (アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト)

    高専ロボコンで全国優勝する方法 (アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト)

    先日、とある高専専門学校のロボット部から依頼がきた。話を聞くところによると、そのロボット部は高専ロボコンでよい結果を残したいらしく、アドバイスがほしいとのことだ。私は沖縄高専のチームとして高専ロボコン第18~21回(2005~2008年)に参加した経験がある。また、その経験を過去にロボット学会および高専学会において発表または執筆したことがある。今回、これらを基本に加筆修正する形で資料を作成し彼らに送付した。

    また、彼らに送った資料をこのブログで公開することにした。公開した理由は2つ。

    1つ目は教育。高専ロボコンは森政弘名誉教授によって創設、今日まで発展を続け、氏はその意義について説いている。私がこうしてこれまでロボット技術に興味を持ち続けているのは、ロボコンに参加する機会を与えて下さった森先生のおかげとも言える。他の学生に知ることはロボコンの本来の意味にも通じるものがあると考えた。

    2つ目は協力。近年Open Source Softwareの概念によってIT技術が飛躍的に進歩しているが、ロボット分野もその例外ではない。有名なプロジェクトにROS(Robot Operating System)、OpenCV(Open Source Computer Vision Library)などがあり、これらは世界中の大学や企業で使用され、ロボット技術の発展に貢献している。私もこれらのプロジェクトに助けられたことがあり、今回の記事は技術的なものではないが、少しでも工学分野に貢献できればという思いがある。

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