Category: Business

  • ベンチャーを始めるあなたへ、何度でも挑戦を続けるために。大企業へ転職した私が伝えたいこと。

    ベンチャーを始めるあなたへ、何度でも挑戦を続けるために。大企業へ転職した私が伝えたいこと。

    2018年2月の終わりに、学生時代にお世話になった方から連絡があった。 今回大学発ベンチャーの特集をやっておりまして、エッセイをお願いしたく思いました。雑感で構いません。堅苦しいものでなく会社をやって見てどうだったのかの思いを語っていただきたいのです。いかがでしょうか。是非ともお願いしたいと思います。 今会社を離れられたので、逆にお時間が取れるかなと思ったのと、立ち上げて少し距離を取られた現在なら書けることがあるのではと思った次第です。 実は離れられたこと自体もこれからベンチャーをされる方の何か参考になるのではと思いました。 内容は、私の学生起業をしてから大手メーカー企業に就職するまでの経験を、情報処理学会へ寄稿するというものである。 たくさんの方に応援してもらい助けられた会社だったので、何か少しでもできることがあればと思い返事を受けることにした。 連絡がきて約1ヶ月後に原稿を提出した。 カリフォルニア州に住んでいたため本誌を手に取って中身を見ることはできなかったが、 CiNiiを見る限りでは無事に出版されたようだ。 執筆時と現在とで状況が変化したことがある。 それは寄稿後しばらくして米国で法人登記をしたことだ。 6月のはじめ、シリコンバレーきて4ヶ月くらい手伝っていたロボット系スタートアップが突然解散した。それから数日後、自分の会社の登記手続きを現地の弁護士に頼んで進めることにした。で、さきほど登記が完了したらしい。 — レイエス@自動運転(Lv2)を米国で1人で作っている人 (@shirokunet) July 25, 2018 今回、心境が変わった点がいくつかあるのをきっかけに、寄稿した内容を加筆修正、文字数制限でお蔵入りになった話、またブログらしくラフな文章も交えつつ公開することにした。 はじめに 昨今、GoogleやFacebookをはじめとしたスタートアップが注目されるなか、日本の新卒就職人気企業ランキングでは上位のほとんどを大企業が占めている。 ベンチャーを成功させた先に多額のリターンが待っているのは学生であっても知っているが、日本の開業率は世界と比べて決して高いとは言えない状況だ。 修士在籍時の同級生二十数名中、進路先に起業を選択したのは私だけだったので感覚としても頷ける。 何も特別ずば抜けた能力を持った学生だったわけではない。 学生時代に所属していた学会で賞を取ったことは一度もなく、上京前にバイトして貯めた金はあっという間に底をつき、学費と生活費を賄うために奨学金を借り、成績優秀者ではなかったので返済免除のような措置は受けていない。 ごく一般的な学生だったと認識している。 一方で起業セミナーは活発に開かれ、学生起業コンテストなるものも各地で開催されている。 参加する学生もいるし、興味がないわけではないようだ。しかしながら多くの学生はそのまま就職という道を選ぶ。 なぜ起業する人は少ないのだろうか? ある人は、他国と比べて助成金や投資家からの資金が足りないからだという。 またある人は、リーンスタートアップ、シリコンバレー式などの経営手法を例に挙げ、上場や買収などのエグジットをどう成功させるかを語ってくれる。 しかし、それらのアドバイスは起業した会社をいかに成功させるかに焦点が当てられており、実際に事業を興す個人の立場がおざなりにされている。 個人が起業を志さない限り新しい会社は生まれないのである。 実際に私は学生で起業という選択をしたが当時感じたのは、いかに顧客を獲得するか・資金を集めるかということではなく、ただ漠然とした将来への不安だった。 もし失敗したらこの先どうなるのだろう… そんなときに無難な対処法が長いものに巻かれる精神、起業という不安な選択を避け、たとえ興味は無くとも周りと同じ就職という道を進む。 そうしてチャレンジする人は自然といなくなってしまう。 この状況は“安全設備が搭載されていない小型ボートで嵐の海に向かう”のと同じだと思う。 起業するということは普通なら避けてしまうような荒れ狂った海に向かっていくようなものだ。 このような状況で例えるなら、国は補助金で強力なエンジンを用意してくれ、投資家は成功確率の高い操縦方法を教えてくれる。 しかしながらその小型ボートには救命胴衣はないし、予備のゴムボートも搭載されてない。 航行中に高い波に襲われ船が転覆したときは? 嵐の中で大型船にぶつかってしまったときは? 昔と比べて随分起業がしやすくなったと言うが、ボートに搭載されている安全装置があまりにも貧弱であるために若者が起業から遠ざかっていると考える。 しかし、自分自身で安全装置を搭載し、不慮の事故への対処方法を用意することで、致命傷を避けることは可能である。 ここでは起業にチャレンジする若者に向けたサバイバル術を起業前、運営中、撤退時の 3 段階に分けて紹介したい。 まずは情報収集から 就職すると決めたらまず多数の企業に応募しなければならない大変さはあるが、同級生や OBOG と情報交換をしつつ就活を進めることができる。 一方で、起業する場合は自らの足で情報を収集しなければならない。 私の場合は在籍していた学校のベンチャー支援施設を利用した。 ほかにも公的なインキュベーション施設を利用する手もある。…

  • カープライス(CarPrice)のビジネス考察

    カープライス株式会社 先日利用したカープライスのビジネスを考察してみる。 カープライスはロシアに本社があり,設立して3年が過ぎたところ. 各国に支店を広げている. 日本におけるカープライスは2015年11月に設立.従業員は36名.

  • 中古車買取オークションのカープライス(CarPrice)を利用してみた

    中古車買取オークションのカープライス(CarPrice)を利用してみた

    はじめに つい最近,某都道府県から渋谷区に引越した. 駐車場の無い賃貸に引っ越したので,自家用車を手放すことに. せっかくなので面白いサービスはないかと探して見つかったのがCarPriceである. 中古車買取オークションのカープライス【CarPrice】